【VIVANT ネタバレ感想!第2話のポイントを考察】
第1話のラスト、怒涛の展開で日本大使館に駆け込んだ乃木たち。続く第2話は、息つく間もなく新たな脅威に直面する籠城戦と、物語の核心に迫る謎解き、そしてあまりにも過酷な決断が描かれ、私たちを釘付けにしました。この記事では、第2話のネタバレを詳細に含みつつ、この回のポイントを徹底的に考察していきます!
※本記事は第2話のネタバレを詳細に含みます。未視聴の方はご注意ください。
VIVANTネタバレポイント①:緊迫の籠城戦と「VIVANT」の謎
大使館という安全地帯にたどり着いたはずが、そこは新たな戦いの始まりでした。外交と諜報がぶつかり合う緊迫したやり取りの中で、物語の根幹を揺るがす謎が解き明かされていきます。
【あらすじ】
- 大使館はバルカ警察に完全に包囲され、一行は「陸の孤島」状態に陥ります。
- 乃木(堺雅人)が誤送金の額が1億ドル(約140億円)という巨額であったことを告白すると、野崎(阿部寛)はその規模から、単なるミスではなく国際的な組織が関与していると推察。事件の背後には国際テロ組織「テント」がおり、社内にいる協力者「モニター」に資金調達のため実行させたと推理します。そして、その社内の協力者を見つけ出すため、乃木に「俺と共同戦線を張れ」と持ちかけます。
- 一方、ザイールが残した謎の言葉「VIVANT」について議論する中、大使館員のナジュが、日本語の「別館(BEKKAN)」を現地では「ビカン」と発音することがある、と話します。
- 緊迫した議論の後、野崎が乃木に食べたいものを尋ねると、乃木は「無理だと思いますが、お赤飯が食べたい」と答えます 。
【ネタバレ・考察】
- ナジュの言葉を聞いた野崎は、「VIVANT」が外国語ではなく、日本語の「別班(BEPPAN)」が訛ったものではないかと閃きます。野崎が後に薫へ語ったように、「別班」とは「公には公表されていない、自衛隊の影の諜報部隊」のこと。この発見により、一企業の誤送金事件だと思われていた物語は、一気に国家レベルのテロ組織と日本の諜報機関との戦いへとスケールアップしました。
- また、この場面では野崎の意外な一面も描かれます。乃木の「お赤飯」という何気ないリクエストに対し、野崎は翌日、8時間もかけてお赤飯を含む和食のフルコースを手作りで用意して振る舞います 。任務一筋の鬼刑事に見える野崎の、面倒見が良く家庭的な側面が描かれ、乃木を単なる監視対象としてだけでなく、気にかけている様子がうかがえる重要なシーンとなっています。
VIVANTネタバレポイント②:頼れる味方からの裏切り、二重の罠
大使館からの脱出方法を模索する乃木たちに、味方だと思っていた人物が悪意を持って近づきます。しかし、ここでも野崎の勘の良さが冴えわたりました。
【あらすじ】
- バルカ政府から乃木たちの身柄引き渡しを要求される中、日本の西岡大使は「我が国の国民の身柄をお渡しすることは断じてありません!」と、毅然とした態度でこれを拒否します。
- その後、西岡大使は乃木たちに「大使館の地下には、緊急時に脱出するための秘密のトンネルがある」と教え、そこから逃げるように促します。
- 一行がトンネルを進んでいくと、野崎は持参した内視鏡カメラで出口の外を確認します。
【ネタバレ・考察】
- トンネルの出口にはチンギス(Barslkhagva Batbold)率いるバルカ警察が待ち伏せしていました。乃木たちを裏切ったのは、頼もしい味方に見えた西岡大使でした。彼女は乃木たちにトンネルの情報を教える一方で、その計画をバルカ政府側に密告していたのです。
- しかし、野崎は大使の裏切りを予測しており、トンネルを「おとり」に使う作戦を立てていました。大使にわざと「脱出に30分以上かかる」と嘘の情報を伝え、警察を出口に釘付けにさせている間に大使館本館から脱出するという「時間差作戦」で見事に包囲網を突破しました。
- さらに、この作戦の直前、野崎は「最後にやることができた」と意味深な言葉を残しています。この一言が、彼のさらなる策略を予感させ、今後の展開への伏線となっています。
VIVANTネタバレポイント③:少女の命と、「死の砂漠」への過酷な決断
無事に脱出を果たした一行でしたが、仲間を思う薫(二階堂ふみ)の行動が、彼らを更なる窮地と、あまりにも過酷な決断へと導きます。
【あらすじ】
- 移動中のトラックで、薫は病院にいる少女ジャミーンが姿を消したことを知ります。
- 薫は「あの子は村に帰ったはず」と、危険を顧みず村への立ち寄りを野崎に懇願します。
- 村の家で、重度の脱水症状で倒れているジャミーンを発見。一行は近くの洞窟に身を隠し、懸命な介抱を始めます。
【ネタバレ・考察】
- ジャミーンは4日間の介抱の末、奇跡的に意識を取り戻します。しかし、その間に全ての国境ゲートの警備が3倍に強化されたことが判明。進退窮まった一行に残された道は、「死の砂漠」と呼ばれる「アド砂漠」をラクダで横断するという、あまりにも過酷なものでした。
- ジャミーンの命を救うという人道的な選択が、結果として一行の逃げ道を塞いでしまいました。極限状況下で優しさが裏目に出てしまうという展開が、物語に一層の深みと緊張感を与えています。
- そして、アド砂漠へ出発した後、薫が乗っていたはずのラクダが無人になっているという衝撃的なラストシーンで、第3話へと続きます
【まとめ】
大使館での知略戦から始まり、「別班」という物語の核心が明かされ、最後は「死の砂漠」という新たな試練に挑むことになった第2話。緻密な頭脳戦と深い人間ドラマが凝縮された、密度の濃い回でした。
- 謎の組織「別班」とは一体何なのか?
- アド砂漠で一行を待ち受ける運命とは?
- そして、姿を消した薫はどこへ?
物語はさらに予測不能な領域へと突入していきます。第3話も目が離せません!
第3話のネタバレ感想はこちら。
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