『First Love 初恋』第4話ネタバレ感想!火星が繋ぐ運命の再会…母の想いと20年越しの真実【徹底考察】

First Love 初恋

【First Love 第4話 の ネタバレ感想!第4話の推しポイント語り】
満島ひかり×佐藤健主演、Netflixシリーズ『First Love 初恋』。第3話のコインランドリーで、20年分の「会いたかった」が溢れる切ない再会を果たした八重と晴道。続く第4話では、ついに二人きりの時間を過ごす中で、なぜ彼らが引き裂かれなければならなかったのか、そのあまりにも残酷な過去の真実が明かされます。

今回は、二人の運命を分けた「空白の時間」の謎に迫る、涙なしには見られないシーンの数々と、再び動き出した恋に立ちはだかる新たな現実を徹底解説します。

※本記事は第4話のネタバレを詳細に含みます。未視聴の方はご注意ください。

First Love 第4話 推しポイント①:母が告げた真実と燃やされた手紙…残酷すぎる別れの決断

なぜ晴道は、事故の後、八重の前から姿を消したのか。その答えは、娘の幸せを願う母が告げた、一つの「現実」にありました。

【ネタバレ】 2002年、事故で記憶を失った八重を想い、航空学生の晴道は手紙を書き続けます。しかしその手紙は、母・幾波子が八重に渡すことなく、すべて隠していました。ある日、制服姿で八重の実家を訪ねた晴道。そこで幾波子は、隠していた手紙を突き返し、「八重ちゃんね、お腹に赤ちゃんがいるの。いい人見つけてもうじき結婚するのよ」と、八重の状況を告げるのです。絶望した晴道は、雪が舞う中、八重に宛てた未開封の手紙をすべてドラム缶の火の中に投げ込みます。

【考察】 これまで謎だった「空白の時間」の真実が、あまりにも痛ましい形で明かされました。幾波子の言葉は、娘を想うが故の行動だったのかもしれませんが、結果的に二人の未来を大きく変えてしまいました。そして晴道は、愛する人が自分を忘れ、新しい人生を歩もうとしていると知り、自ら身を引く決断をします。そもそも事故の引き金には、自身の未熟さがあったという後悔と自責の念に苛まれていた晴道にとって、彼女の前から姿を消すことが唯一の償いであり、彼女の幸せに繋がる道だと信じたのでしょう。想いの詰まった手紙を燃やす姿は、痛ましい決意の表れでした。

First Love 第4話 推しポイント②:天文台のデートと火星探査機「のぞみ」

残酷な過去の回想と対比するように、現代の二人は20年越しの初デートへ。そこには、二人の原点ともいえる宇宙への憧れがありました。

【ネタバレ】 2018年、15年ぶりに火星が地球に大接近する夜、八重からの電話をきっかけに、二人は札幌市天文台で会うことになります。望遠鏡を覗き、無邪気に火星を見つめる八重と、そんな彼女を愛おしそうに見つめる晴道。八重は、かつて自分の名前も乗せて宇宙を旅した火星探査機「のぞみ」が、ミッションを終え今も宇宙を漂っていることを語ります。晴道は「意味あります。何かしら必ず」と力強く応えるのでした。

【考察】 この天文台のシーンでは、記憶をなくしているはずの八重が、晴道の隣で自然な笑顔を見せ、明らかに心惹かれている様子が描かれていました。理屈や記憶ではなく、魂が惹かれ合うような、二人の根源的な繋がりを感じさせます。そして「のぞみ」のエピソード。目的地に到達できず宇宙を漂う探査機は、夢の途中で道を見失った二人のよう。それでも「意味がある」と肯定する晴道の言葉は、八重だけでなく、前に進めずにいた自分自身をも励ましているように聞こえました。二人の運命が再び交わったことを象徴する、ロマンチックで美しい名場面です。

First Love 第4話 推しポイント③:運命の再会に差し込まれた「現在の恋人」という現実

ついに二人の時間が動き出したかと思った矢先、あまりにも現実的な壁が立ちはだかります。

【ネタバレ】 天文台でのデートの後、晴道は八重のために自動販売機でコーンポタージュを買ってあげます。温かい缶を手に、何かを言いたげに見つめ合う二人。しかしその瞬間、「晴道!」と呼びかける声が。そこに現れたのは、晴道と一緒に暮らしている彼女・恒美(夏帆)でした。八重はとっさに手に持っていたコーンポタージュを後ろ手に隠すなど、動揺しながらもその場を取り繕い、早々に立ち去るのでした。

【考察】 このラストシーンの展開は、あまりにも見事でした。この「あと一歩」という最高のタイミングで恒美が現れることで、二人の間に横たわる現実の重みが一気に増します。そして特筆すべきは八重の行動です。ただ慌てるだけでなく、瞬時に状況を察し、二人を気遣って配慮を見せる姿。彼女の優しさと聡明さが、かえってこの状況の切なさを際立たせていました。やっと近づけたかと思えば、また引き離される。二人が向き合うべき障壁の大きさを改めて突きつけられる、非常に印象的な幕切れでした。

【まとめ】

第4話では、二人が離ればなれになった痛ましい理由が明かされると同時に、現在の二人が確かに惹かれ合い、距離を縮める様子が描かれました。しかし、ラストに恋人・恒美が登場したことで、物語は新たな局面を迎えます。

この先、物語はどのように展開していくのでしょうか。

  • 晴道に恋人がいると知った八重は、彼と距離を置いてしまうのか?
  • 今回の再会をきっかけに、八重の失われた記憶が戻ることはあるのか?
  • 晴道と恒美の関係は、今後どうなっていくのか?

過去の真実が明らかになり、現在の関係が動き出した今、それぞれの想いがより複雑に絡み合っていきます。この運命的な再会が、彼らの未来にどのような変化をもたらすのか。次回の展開から目が離せません。

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